2017年1月19日木曜日

奇跡のレッスン~世界の最強コーチと子どもたち~「卓球」の感想

マリオさんの卓球レッスン

2017年1月19日、BS1で「奇跡のレッスン~世界の最強コーチと子どもたち~「卓球」」という番組をやっていて卓球コーチのマリオ・アミズィッチ(Mario Amizic)先生が印象深いことを言っていたので忘れないようにメモしておきたいと思いました。

日本人は勝負になると練習で考えて来たことを忘れてしまう

マリオさんが子供たちに指導している時に、子どもたちが試合になると練習でやってきたことを忘れて思考が停止して本能だけで行動してしまうことを残念に思っていました。

日本人は1番になろうという欲望が強い。勝負に勝ち負けなんてない。負けることも重要だ。

子供たちが思考停止して欲望にまっしぐらな動物になってしまうのは、1番になりたいという欲がどの国の子たちよりも強すぎると分析していました。

勝ち負けにこだわらずに自分のプレーを意識しよう

勝ち負けに意味はなく、何か新しいことを学ぶ際に失敗はつきものです。失敗は恐れてはいけません。楽しんでよく考えて行動することのほうが大事です。

マリオさんはユーゴスラビアの戦争で美しい故郷が無茶苦茶に破壊されてしまった様子を見て、この戦争に勝者はいない、両陣営は敗者なのだと思ったそうです。それはスポーツについても同じでした。

失敗しても大丈夫、失敗を恐れずに楽しもう

日本人は失敗することを恐れてダメだと思ってしまう。しかし人は失敗から学ぶことで成長します。怖がったりくよくよしていることのほうが時間の無駄です。勇気を出して楽しもう。

みんな、勝ち負けにこだわらないで今できることをどれくらい試合にだせるか考えてみてね

みんな大好きだよ、一週間楽しかった。怖がらないで。でも挑戦しないと先には進めないんだ。だから戦って。マリオさんはこう言ってこともたちに別れを告げました。

考えながら卓球せよ

試合になったら誰もやり方を教えてくれません。自分で考え自分が自分のコーチになるしかありません。マリオさんは人に頼らず自分で答えを考え導き出すことを指導しています。

結論

マリオさんの言っていることは卓球に限らず人間の生き方に通じる知恵がありました。本能だけで条件反射しないこと、よく考えて自分で判断すること、そして楽しむこと。これはマリオさんの苦しみから生まれた生き方の信念でもあります。

子供たちを叱って怖がらせて萎縮させてしまうと考えることも停止し何事に対してもおそれを抱いて判断能力は養われません。

論理的な指導・・・自分で考え判断できる生き方をすることこそが人間がただのケダモノとならず充実した人生を楽しむ秘訣であると私はマリオさんの教訓から学ばせていただきました。