友達は夫や妻より大事という人もいるけど実はそれ以下だった。
夫や妻に先立たれたり裏切られたときのための保険として友達を大事にしているという不届きな人もいますけど、それは本当の関係ではなく利害関係であり友情ではありません。ともに笑い遊んだ仲でもご縁は突然切れてしまうもの。友達ごっこだって永遠のものではありません。本当に頼れるのは基本的に自分>親>配偶者>きょうだいしまい>の順だとは思いますが、家族関係以外は金の切れ目は縁の切れ目で薄情なものです。近頃はインターネットで「友達の基準」なんてものまであるものですから、そんな指南書に流される程度の友人はほんとうの友達ではありません。共に学んだ学生仲間ですら、別れてから10年後にはすっかり他人です。まだ友人と親しくなったとしてもそれは1からの新しい関係といってもよいでしょう。新しい友人を作ることと何ら変わりのない間柄といえます。人間は孤独な生き物なのです。人生とはひとり旅をすることと本質的に同じなのかもしれないとこの頃思います。
永続的な人間関係などこの世には自分の子孫以外にいないのです。
悲しいけど現実です。
落ち込んでばかりはいられません。
むしろ昔の友人が減って困るような今の環境が問題なのです。
老いてくれば遊び相手も減って来て大自然が遊び相手になってきます。経済格差により人同士のリア充前提の交流も難しくなり中高年が山を友とするのもわかる気がします。
生き延びるための利害関係がなくなればおのずと人間関係は無くなります。