2017年4月21日金曜日

女性は生理前と生理中に鬱になりやすい-私のPMS月経前症候群の体験談

生理前と生理中に女性は気分が沈みやすい

気分が沈み込んだイメージ写真
何となく生理直前って緊張して眠れなくなってしまったり、生理はじまって2日目くらいまではまるで鬱病みたいに朝は気分が落ち込んでそのことに焦って緊張したり、精神的に不安定になることに気が付きました。それまでは生理前って何となくそわそわしてお掃除をしてみたり家族に当たって喧嘩になったり、思えばそういったことの繰り返し。生理直前から2日目あたりまでは食欲が全然なくて、心も体も調子悪い。なぜそうなるのか調べてみました。

生理周期で変動する女性ホルモンの影響

女性は生理周期に合わせて卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)の分泌量が変わります。このホルモンのバランスにより生理前にはPMS(月経前症候群)や生理中の気分の不調が生じます。
生理周期と女性ホルモンの変動と気分の変化
生理直前と生理中はホルモンの分泌量が少ないので気分に不調が出やすい、刺激に対して敏感です。生理前は体が水分を貯めやすいのでむくみやすく頭痛や頭重感がしてその不快感でついイライラして落ち着かなくなります。

この体の変調に気が付かない場合はPMSの症状もそれほど強くありませんが、いったん自覚して意識してしまうとやはり落ち込んだりしてブルーになってしまいます。


生理直前は最悪な気分!(私のPMS体験談)

私の場合、生理直前(数時間前)の気分はとても最悪です。何となく思考が鈍ったような気がして、まるでセロトニンが不足したような感じがして、時には眠り難くなり、いつもより感覚が敏感になり頭のおでこやてっぺんあたりに締め付けられるような感覚が生じて、疲労が溜まって体も緊張して心拍数が上がります。ちょっとしたことで緊張しやすくなるのが本当に嫌です。10代~20代にはこのことにまったく無自覚で親に当たり散らして喧嘩したり、イライラしているだけでした。ですが社会的責任がのしかかる30代になるとさすがに当たり散らすわけにはいきませんので、それを抑えるためには自覚が必要だと思ったら、認識した不快感に逆に余計な焦りや不安や緊張が生じてしまいました。つまり生理にまつわるホルモンの不快感を自覚して余計なことを考えてかえって緊張したり落ち込んでしまうというパターンに陥ってしまったのです。生理直前になると「楽しくない、楽しくなりたい、いつもより敏感。これって鬱?」なんて思うと焦りや不安や緊張が生じて気分はどんどん落ち込んでいきました。いつもご機嫌でいたいという欲望や、もともと神経質な性格も影響しています。

ありがちな思考パターン

ホルモンのせいで感覚が敏感になり耐えがたくなるのに、それを鬱や神経症と勘違いしてしまうことがよくあります。これって鬱なのかな、などと考えると余計に心配になって神経症のような症状が出ることもあります。こんな嫌な感じ、不快感はもう嫌だと思うと余計に気分が滅入ります。

素直に楽しくないという状態を受け入れてしまったほうが気分が落ち着きいます。無理に明るく楽しくしたいと思うと余計に不安になったりイライラしてしまいます。ホルモンが原因なので深く考えずにだれでもそうなのだと、やり過ごしいましょう。

心の不調は女性ホルモンのせい

生理前や生理直後に生じる頭痛やココロの乱れは女性ホルモンのせいであり「これって変なのかな?ここままじゃダメだ!もっと賢くならなきゃ」と思ってしまうと余計につらくなってしまい気分は最悪です。私も何度もこれまで何度もPMS(月経前症候群)を経験して、30代半ばを生じるとなぜか排卵日や生理直前の1日だけ敏感になっている日があったり、訓練した結果、症状があっても眠れるようになりつつあります。

なぜか敏感になりすぐ疲れる

生理前になり疲労が回復しづらくなって脳が疲れていると、平常心の時よりセロトニンが減ったような症状がでることがあります。イライラしたり、気が短くなって忍耐力が落ちたり、不快感が生じて要するに感覚に敏感になっていることに気が付きます。

わーっとスポーツで発散できたらいいのですが、たいていの人は運動する瞬間も無くて家に閉じこもりがちなのでストレスを貯めて内側で爆発させてしまいがちではないでしょうか?私の経験では温泉も生理直前にはあまり効果はないみたい。

一時的な不快な感情でさえも強く感じられて私の何がいけなかったのかと悩んでしまいます。

頭が緊張する

緊張といっても、頭の筋肉の緊張です。生理直前になるとなぜか頭のおでこから頭頂部あたりい違和感(むくみ)を感じます。その後に絞られるような感覚が生じ、頭痛というほどではないにしても、なぜか不快な症状が生じて気分まで悪くなってしまいます。こんな時は薬を飲めばよいのですが、なぜか我慢して症状が重くなってしまいました。

緊張型頭痛というそうです。生理前、生理中の女性の体は緊張しているらしいです。

不安になる

この頭の不快感が耐えがたいものだと思ってしまうと、不安になったりします。気が付いたら心拍数が上がってドキドキしていたり、体が緊張していることに気が付いたり、いつもの気分じゃないことにかえって不安になったりします。気が付いて、気にするから不安になったり緊張してドキドキして息苦しくなったりするのです。気にするなといわれても自覚してしまうと対策がわからないうちは焦ってしまうので、何とか学習して克服するしかないか、忘れることを徹底するしかありません。

攻撃心が湧く

排卵日から生理前あたり、生理中の時期は、なぜか攻撃心が湧いているときがあります。当たる対象が無いにもかかわらず。言い換えればやる気や活動量のアップにも繋がり、行動力が増して疲れを感じにくくなるのが生理前です。生理前は不思議と疲れにくく、いつまでもパソコンやスマホをしてても疲れを感じなかったのに、いったん整理になると溜まった疲れが出てきて戸惑います。

仕事でもイライラ・・・

働いていると、生理前や直後には忍耐力が欠けてしまい、いつもできている仕事が苦痛になってしまうことがあります。女性ホルモンの影響が大きい若い女性が職場で周りに当たり散らさずにいることはなかなか難しいのではないかと思います。あるいは我慢仕切ってしまい鬱のような症状に苦しむこともあります。つまり発散すると周囲を攻撃し、我慢すると鬱や神経症になるというどちらかのパターンの繰り返しであることが多いのではないでしょうか?私は無自覚の頃は割と周囲に当たるタイプだったので、我慢していたのですが、年齢が積み重なると症状が強くなるのか、一度だけ職場でやらかしてしまいました。30歳前後の人はPSMの症状が無意識に出ているので要注意です。


PMSの症状と付き合う

一番最悪なパターンが、もっと明るく元気にならなきゃ、などと思って頑張るのですが、明るく楽しく元気になれないために焦ったり落ち込んだり緊張してしまうことです。この生理前は無理が効かない時期なのです。笑えない自分を責めたりして、生理以外に心の原因があるのではないかと思うと余計につらくなるのです。ですからこの考えは間違っているのです。前向き、ポジティブになろうとするほどその落差に落ち込んでしまうのが生理前や生理中です。

生理前や生理中は思考を誤りやすい

生理前は無性に寂しくなったり、本能と思考のバランスが乱れた状態です。気分に思考を合わせる癖があるので、落ち込んだ気分に会いそうな考え方をしたり、正しく自分を把握できていないのに、間違った考えを当てはめて心が乱れやすい時期なのです。ですので生理前に人生や金銭に関係することなど重大な決断をすることは避けたほうがよいでしょう。

生理前は体は疲れたほうがよく頭は使わないほうがよい

生理直前の不快感を何とかするには、体を動かしまくって疲れてしまったほうが回復が早いです。休む口実も作れますので。生理直前はなるべくパソコンやスマホ、機械の操作や考える仕事は避けたほうが無難です。ほんとうにそう思います。

気分が落ち込んだときにホルモンのせいだと言い聞かせる

だいたい気分の落ち込みというものはホルモンのバランスで生じています。男性でもホルモンバランスが崩れると気分が乱れます。

何も考えないのが一番!

PMSの症状が出るとストレス反応を自分のせいにしてしまいがちですが、結局はホルモンバランスが原因です。ですので気にしないのが一番で、気分やテンションが下がっていることを受け入れて逆らわないようにしましょう。できることならいつも上機嫌でいたいものですが、その欲望はわがままで正しくありませんし、いつも楽しかったら変ですから、気にしないことが一番です。

考えても反応しない!

おそらく毎月同じような事を考えて悩んでいるはずです。はじめは精神的ダメージを伴ったその考えも、何回も「経験する」うちに反応する必要がなくなってきます。心配事は尽きるはずもないので、考えてもいちいちガーン!と反応しないようにすると気分がいくらかラクになれます。心配しても意味がないことは考えないようにしよう、解決済みと早めに学習しておきたいですね!

馬鹿だと開き直る

考えても正しく考えられないのは馬鹿だからと開き直って自分の頭ではわかるわけないと思ってみませんか?私もできることなら開き直りたいのですが、どこかで傲慢さがあり、考えられないことは悪いことだと落ち込む癖がついています。学者でもないのに生理直前や生理中に頭が重い原因なんてわかるはずがありません!

自分を受け入れて愛する

世の中にはとんでもない酷い性格の人がいます。あんな人でさえ平気でいられるのですから、自分の性格を気にして悩む必要はありません。一時の感情や思考に反応しとらわれ続けていることも無意味です。考えないことが一番とわかっても考えてしまうと気分が悪くなるので、悩んだことを上手に忘れることがよいでしょう。精神的に健康な人は自分の欠点についてくよくよ悩んで落ち込みません。あることを考えて生じたストレス(不快な感情)さえも一時的なものです。

病院に行ったり誰かに相談する

PMSの症状は成熟した女性の証です。なって当然です。でもひとりで抱えていると考え方を誤りやすいのでお母さんや病院に行って相談してみましょう。みんな同じとはいいませんけど、たいていの人に症状はあると言われています。悩むより相談したほうが、心が楽になるかもしれません。