2016年1月5日火曜日

長野県南木曽のろくろ細工

南木曽町のろくろ細工

長野県南木曽町では白木のろくろ細工が作られています。ボールペンやお盆など、思わず使いたくなる逸品があります。

南木曽町は中山道の妻籠宿があることで有名です。創業九十年のお店がありそこで木工品が売られています。そのお店の名前は「木曽ロクロの野原」 

いろんなろくろ細工を紹介!


「野原」の四代目の木地師は野原一浩(http://blog.nohara.jp/)さん。野原さんはボールペンを作っている。8cmの角材に穴をあけ、そこにボールペンの芯を入れて作ります。よい模様がでるような場所を長年の経験で掴みます。ろくろを高速でまわしカンナで削っていきます。木のボールペンは1本約三千円~。

木地師の里

南木曽町の一角には木地師の里(http://www.yamaichi-rokuro.com/)があります。小椋浩喜さん。先祖が南木曽に移り住んだのは百四十年前のこと。天皇が小椋さんに全国の山に入ることを許した「御綸旨」。木地師は滋賀県の永源寺から全国に移り住んだそうな。小椋一男さんは木地師歴四十年で素敵な花の器を作っている。今では永源寺の木地師はほぼ廃れて発祥の地の技術水準は衰退し途絶えつつある。(南木曽のほうが技術水準が高い。)南木曽の木地師は切り出しから完成までひとりで行います。木地師は自分で自分の道具(カンナ)を作り、日々研いでいます(まさに自己研鑽)。よくカンナを研ぐと表面の段差がなめらかになるそうな。