2016年1月5日火曜日

英国アンティークの備忘録

ロンドンのアンティークマーケット

イギリスのロンドンでは毎週末にアンティークマーケットが開かれています。高級絵画に陶磁器、ジュエリーに西洋家具。アンティークの語源はラテン語の古いを意味するアンティクースが語源と言われています。一般的には製造後百年といわれていますが明確な定義はありません。イギリスのアンティークには大きく三つの区切りがあります。
  • 19世紀ヴィクトリア朝時代
  • 19世紀末から20世紀初頭のアール・ヌーヴォー
  • 20世紀初頭のアール・デコ
イギリスには古い建造物がたくさん残っています。18世紀以降のイギリスには革命がなかったため古い建造物やアンティークがそのままの状態で残されています。

ビバプール駅の近くのデニス・シヴァーズ・ハウスにはロンドンのとても珍しいアンティークの館です。18世紀のジョージア王朝時代の貴族の生活を再現した部屋、19世紀、ヴィクトリア朝時代後期の部屋、19世紀初頭までの裕福なイギリス人の生活を再現した家です。貴族のソファ、貴族のベッド、キッチンのロイヤルドルトン初期の食器は素敵です。
古い布とはいえ当時の姿のままであればあるほどアンティークとしての価値は高まるのです。

OLYMPIA international art and antiques fair 18-28-june

オリンピアインターナショナルアートアンドアンティークフェアはロンドンのケンジントンにある見本市会場オリンピアで行われているフェアで年に三回しか開催されない超高級品のアンティークフェアです。オリンピア展示会場内はまるで巨大な美術館のようで百六十店舗が出品しています。どれもとても高価で権威ある専門家による事前鑑定済みで品質が保証されています。絵画もなんと一枚五千万円。絵画、そして19世紀初頭のマイセンのカップ。
マイセンは超高級品だったんだ!
庶民でも買えるロンドンのアンティークマーケットです。毎週土曜日の早朝から夕方まで開催♪ロンドンの高級住宅街の一角にあります。地下鉄ノッティングゲートヒル駅からすぐのポートベロロードです。ポートベロー・マーケット。毎週土曜日には千五百もの店が出店し様々なアンティークを路上販売しています。「ノッティングヒルの恋人」の舞台にもなりました。NottingHillというお店が今もあるそうな。年代物は露店ではなく室内のお店のほうが多いそう。

セーヴルのお皿も。
高っw

銀の器も人気。ライオンのマークがあるとイギリスの銀器の証明です。
ボンボニエールは19世紀の貴族が砂糖菓子を入れる銀器です。

バカラはお宝!
ジョージア王朝時代のアンティークは掘り出し物。
傷があるからといって安物にはならない!傷は使い込まれた証です。

ポートベロー・マーケットは午前中がおすすめ!

午後になると掘り出し物は売り切れてしまいます。
近くのホテル・カフェ・ロイヤル(17世紀~)のオスカー・ワイルド・バー(19世紀~)はフランス様式の豪華なカフェ。お買い物を楽しんだらアフタヌーン・ティーはこのお店で。内装は一面黄金の貴族のカフェですので服装には気を付けて。アフタヌーン・ティーの予算は一人一万円から。

イギリスの紅茶はストレートで味わい、二杯目にはミルクティーにするのが伝統的。

ジュエリーのアンティークはグレイズ・アンティークマーケット

1977年に設立されたGRAYSアンティークジュエリーマーケット。
建物の中には二百店舗が入っているそうな。
ヴィクトリア朝のものは16面カットしかなく価値が高いそう。

ロイヤル・ホーティカルチャル・ホール

ビクトリア駅すぐ。月に一度アンティークフェアが開かれています。掘り出し物があるかも!

オールド・バンク・オブ・イングランド

1888年に建てられイギリス銀行の支店として使われ1990年代にパブになりました。予算は五千円から。フィッシュアンドチップスもおすすめ。

ハルシオン・デイズはイギリス王室御用達の食器店

エナメルボックスが人気。王室の限定品などが売られています。持ってるだけで価値が上がるのでイギリスに言ったら是非買っておきたいところ。