2016年11月25日金曜日

アマゾンの蕎麦の通販の比較 国産or中国産?蕎麦ランキング

アマゾンの蕎麦は国産なのか中国産なのか?をランキングから調べてみた

冬になると暖かいお蕎麦が食べたくなり、夏になると冷たい蕎麦が食べたくなります。蕎麦が食べたいと思ったときに、家には蕎麦が無いものです。いつでもお蕎麦を食べられるように、通販である程度買い込んでおきたいものですね。そこで今回は蕎麦の通販の比較、産地が国産かどうかに注目してみました。尚、アマゾンランキングは調査時の2016年11月時点のものです。

ランキング1位 滝沢更科 十割そば

滝沢更科は何と日清製粉グループの製品でした。どこにも日清と書いてないのでびっくりです。JANコードは4902110091076です。日清製粉グループのオフィシャルサイトには滝沢更科 十割そばの内容表示については一切触れられていません。アマゾンの情報から判断すると、この滝沢更科 十割そばは100%蕎麦粉で中国産の蕎麦を使用しているようです。お値段のほうは1gあたり、1.33円です。
滝沢更科 十割そば 200g×3個
アマゾンで売れ筋ナンバーワンのお蕎麦です。愛国心も、食欲と安さには負けるようですw

ランキング6位  自然芋そば へぎそば

ランキングの2位から6位は、カップ麺のお蕎麦でしたので今回は茹でるお蕎麦が食べたいのでリストから外しておきました。この自然芋そば へぎそばというお蕎麦は株式会社自然芋そばという新潟県上越市の企業が製造販売なさっているそうです。つなぎにフノリを使っていることが特徴で、製品案内には「マスコミ」でもおなじみと書かれているようですが、少なくとも私は生涯一度もこの蕎麦をメディアで見たことがありません。アマゾンには原産国名「日本」と書かれています。そば粉の割合は秘密のようです。自然芋そば へぎそばの1gあたりの価格は0.89円とアマゾンでは日本原産と書かれているのになぜか中国産の蕎麦より安いですね。残念ながら、そば粉の原産地は秘密のようです。隠さなければいけない理由でもあるのでしょうか。この蕎麦は割合も産地も秘密なので信用できませんね。
自然芋そば へぎそば 270g×3個

ランキング8位 かじの 伝統の二八そば

かじの 伝統の二八そばは株式会社山本かじのというところが作っているお蕎麦のようです。X線異物検査装置を導入し、長野県長野市に会社があるそうです。蕎麦の本場、長野県の企業なんですね。そば粉の原産地は秘密のようです。そば粉割合は80%と明記されています。かじの 伝統の二八そばのお値段は1gあたり、1.075円となりました。
かじの 伝統の二八そば 250g×4個

ランキング9位 小川製麺 山形のとびきりそば

小川製麺は山形県山形市の製麺所です。とびきりそばの由来はとびきりうまいそばの略称のようです。「自分で言うか!」と突っ込みたくなりました。放射性物質検査結果を公開しています。ですが消費者がお金を払って蕎麦を買わないと検査結果がわからない仕組みとなっています。買ってから調べろとはこれ如何に。1gあたり0.86円でした。産地やそば粉の割合は不明でした。
小川製麺 山形のとびきりそば 450g

ランキング10位 山本かじの 国産の十割そば

山本かじのは先ほど紹介しましたので省略するとして、この国産十割そばは「そば湯」がとれると明言しています。「北海道産そば粉100%で造り上げました。」と明記しておりますので、好感度は高いです。お値段は1gあたり2.375円です。アマゾンレビューにはおいしいという人と、中国産のそばとの違いがわからないという二通りの書き込みがありました。今のところ、ラインナップした中では一番マシかもしれません。
山本かじの 国産の十割そば 200g×2袋

ランキング13位 麺のスナオシ 信州そば

何と20食入りだそうです。1gあたり0.389円か?そんな馬鹿な!何度も見直してしまいましたよ。そば粉割合25%で茨城県と住所に書いてありました。
麺のスナオシ 信州そば 200g×20個

一体アマゾンの蕎麦の通販ランキングはどうしてこんなラインナップになっているのでしょうか。もっとおいしいお蕎麦があるのに・・・。ダメだこりゃ。

手前味噌ならぬ手前蕎麦のすすめ

よし、こうなったら手前蕎麦をつくっちゃえ!信州浅間山麓で採れた蕎麦ですぞ!これは1gあたり1.6円だから、中国産の蕎麦を買うより全然マシだよっ。
  大西製粉 信州そば粉 金印 1kg アルミチャック袋

編集後記

蕎麦は戦国時代にはまだ現在の麺ではなく餅のようにして湯に浮かべて煮て食べていたそうです。今の蕎麦が流行するようになったのは、武士と町人文化が花開いた江戸時代からでした。江戸時代にはみんなは安心して蕎麦を食べていたのかな?現代の蕎麦は、悲しいことに、疑ってかからないと安心して食べられない蕎麦ばかりとなってしまいました。ほとんどの蕎麦は信州と書いてあっても「偽物」です。多くの偽物が本物を駆逐していること、これが日本人の文化の現実なんだと思うと悲しくなってきます。偽物を作っているのが中国人ならまだ当たり前のことだなと冷たく見放すことができても、同じ日本人が偽物の蕎麦を作ってるとは・・・。みんなが国産のそば粉を買えば、国産蕎麦の価格も下がるのに、中国産や安価な海外のそば粉を使うとは余計に自分たちの首を絞めているようにしか思えません。消費者もどうして安物の蕎麦を買って国産蕎麦を自滅に向かわせるのかなぁ。そば粉なんか輸入禁止にすればいいのに。偽物の蕎麦に信州とか更科とか、戸隠とか産地の名前を使うなっつーの。