2016年11月27日日曜日

パナマ文書のリストの日本人の名前は悪用されていた?

パナマ文書に載ってた日本人の名前、実は悪用されていた!

2016年11月27日、NHKは特番でパナマ文書に記載されている日本人名義のペーパーカンパニーの一部は、日本の投資会社が香港の仲介業者に日本人名義でタックスヘイブンに法人を作らせていたのだと報じました。もちろん中には日本人の富裕層が自分の意思で脱税していたケースもありました。そしてAIJ投資顧問(現在名(株)MARU)の年金消失事件との関連や美術品を使った資金洗浄との関連もあるかもしれないとのことです。

パナマ文書には著名な漫画家や有名人の名前も見られるそうです。しかしパナマ文書には日本の政治家の名前は一切なかったそうです。

ただ単にパナマ文書に日本人の名前があったからといって、それが脱税であると、何の根拠もなく叩くことは間違いであるということもわかりました。実はパナマ文書に記載されている日本人の中には勝手に口座を開設された被害者も含まれているのです。

NHKの取材で今回わかったことは、香港の仲介業者を通じてアンギラに架空口座を作られて出会い系サイトの会社の運営責任者にされていた日本人被害者もいました。

お金と個人情報があれば、誰でも他人名義で海外口座が作れる、それがタックスヘイブンの実態なのでした。

このことからわかることは、何もタックスヘイブンでなくても個人情報があればだれでも犯罪に巻き込まれる可能性があるということです。

コメント

個人情報の漏洩、甘くみないほうがいいですよ。よくアマゾンマーケットプレイスなどの通販で中国などの海外から商品を配送したり、所在地が海外にあるネット通販も危ないんじゃないかと思います。また日本国内の信用不明の会社やヤフオクなどのネット通販で個人情報を教えることも危ないと思います。ポイントカードにマイナンバーを付与する制度も社会実験されており、SNSで自ら実名を公表する個人が増えるなど、個人情報の漏洩により犯罪の機会はますます増えています。