SSDをノートパソコンに換装する方法-サムスンのSSDを使って-HDD→SSD換装の一部始終を実況
少々小遣いを奮発してSSDを買いました。SSDはアマゾンで売られているSamsung(サムスン)の500GBのSSDです。今の私はSSDに換装したノートパソコンでブログを書いていますがなかなかの快適です。ノートPCのHDDからSSDに換装してやっとCPU本来のスペックを生かしているなということを実感できています。4年前のノートパソコンですが、iPad Pro 9.7インチよりもスペックが上回ったぬるぬる感覚を得ています。CPUはCore i 5の2.6GHzのノートパソコンでDDR3のものです。
SSDって私はまったく初めて手にする品ですが、初めてSSDが登場した頃よりもSSDは安くなっており、ちょうど500GBというノートパソコンに必要な容量のものが入手しやすくなっていましたのでHDDからSSDに交換することに決めました。なぜサムスンのSSDにしたかというと、たまたまアマゾンでサムスン社のSSDのタイムセールをしていたからです。SanDiskのSSDより20GB多いというちょっとしたお得感も無意識のうちにあったかもしれません。
ノートパソコンにおすすめのSSDは500GBがおすすめです
なぜ500GBのSSDがノートパソコンにおすすめかというと、ノートパソコンの外部出力ポートはUSBしかありません。USB2.0の転送速度は遅いので外付けSSDを付ける意味がありません。USB3.0のノートパソコンなら外付けSSDでもよいでしょう。500GBのSSDの容量はちょうど一般的なノートパソコンのHDDの容量と同じでちょうど使いやすいサイズで無理のない価格といえます。できればノートパソコンのSSDでも1TBは欲しいものですが、1TBのSSDはまだ高価です。
500GBのSSDの種類 どれがおすすめ?
500GBあたりのSSDにもいろいろ種類があるようです。HDDからSSDへのクローニングソフトが付いているSSDはインテルとサムスンのSSDでほかはフリーソフトを使いSSDにHDDのクローンを作ります。
Crucial 500GB |
SanDisk SSD UltraII 480GB |
Transcend SSD 512GB |
インテル SSD 535 Series 480GB |
どのSSDがいいかというと、どうでしょうね。インテルのSSDが最高級品で、Transcend(トランセンド)は私はハズレが怖い、一度SDHCで下位モデルより転送速度が遅いハズレを引いたことがあるので今回は敬遠しました。お金に余裕がある方はソフトウェアも付いているインテルのSSD一択でしょう。アメリカのSanDiskの初期のイメージがあってちょっと故障率が不安だったので今回は遠慮しました。Crucialは聞いたこともありませんwすみません。でももしもタイムセールがなかったらSanDiskを買っていたかもしれませんが、どのSSDもまったく同じ価格だとすればやはりいち早くSSDを売りだしたインテルを選んでいたでしょう。
ノートパソコンになぜSSDを換装したのか?
私はノートパソコンを購入して4年目になるとノートパソコンのHDDの容量が満杯になり動作が突然もっさりどころか厳しくなりました。普通の5,200回転のHDDって500GBにあと70GBもないというあたりになると動作に支障をきたします。それで長期保存のデータは外付けのHDDに移動させるとして、ついでにSSDを交換しようと思い立ちました。一時は7,200回転のHDDもいいかなぁと思ったけどその回転数では騒音もひどいだろうなと思いやめました。
データ引っ越し用の外付けHDDセットはどれがおすすめ?
何をするにせよ満杯のノートパソコンのHDDの一部はバックアップ用HDDに移動させなければSSDに換装することはできません。そこで必要な外付けのHDDセットはどれがよいか考えました。いわゆる外付けHDDという初心者用のHDDとHDDケースが一体になったものもありました。しかし私は中味を開けないHDDケースは今までに2台ほどお亡くなりになった経験があり、とても後悔していますので自分でメンテナンスのできるHDDケースとハードディスクを別々に買うことになりました。HDDケースも正直いってロクなのがありませんが、私はこのHDDケースを買いました。
Inateck HDD/SSDスタンド|USB3.0接続|2.5 インチ、3.5インチHDD/SSD SATA(SATA-I/II/III) |UASP対応|優れた放熱性|工具不要|最大6TBサポート | 【Amazon.co.jp限定】WD HDD 内蔵ハードディスク 3.5インチ 2TB Blue WD20EZRZ/AFP / 5,400rpm / SATA3.0 / 2年6ヶ月保証 |
得にどうってことのないHDDキットですが、動作は普通でした。
超解説!ノートPCにSSDを換装する方法
これから詳しくノートパソコンにSSDを換装する方法をご説明します。素人の方でも簡単にできますので深く悩む必要はありません!ではさっそく一緒に見ていきましょう。
ノートPCのHDDからSSDへの換装-手順1 ノートPCの大事なデータ(とシステムの)バックアップを普通の外付けHDDにてデフラグする
まずはパソコンのデータを普通のHDDにバックアップします。念の為に。そして古いデータは引越ししてノートパソコンのHDDから移転させノートパソコンのHDD自体容量を減らしておきます。データ整理とお引越しです。できればシステムもバックアップしておきたいところですが、よほど大事なシステムでない限りはやらなくてもよいでしょう。私はデータだけバックアップ用の2TBのハードディスクにコピーしておきました。ついでにハードディスクのクリーンアップとデフラグも実行しておきました。
ノートPCのHDDからSSDへの換装-換装手順2 外付けHDDケースにSSDをセットする
サムスンのSSD(500GB、型番はMZ-75E500B/IT)がアマゾンから届きました。残念ながらアマゾンはメール便での配達であり外箱は潰れていました(苦笑)これくらいで目くじら立てる必要はありませんが、精密機器の扱いとしては雑過ぎる気も。でも大丈夫だったからよしとしましょう。サムスンのSSD(500GB、型番はMZ-75E500B/IT)開封の儀!
いきなりですが、SSD開封の儀です\(^o^)/この瞬間って嬉しいし楽しいですね。
サムスンのSSD 500GB MZ-75E500B/ITは5年保証で黒!
では、さっそくSSDをHDDケースにセットします
無知識な私が見ても、どこをどうつなげるかは幼稚園のパズルレベルですので、誰でもできると思います!サムスンのSSDをinateckのHDDケースに接続しました。このケースは変換アダプターがあれば旧式のHDDもセットできそうですね。メンテナンスにもってこいのHDDケースです。
ノートPCのHDDからSSDへの換装-換装手順3 HDDクローンするためのソフトウェアをノートパソコンにインストールする
フリーソフトでは上記のようなHDDをクローンできるソフトウェアを使用します。私のパソコンではこのようなクローニングソフトを使わずともブートできるのですが・・・。起動ドライブなどのパーティションもまるごとコピーするならソフトウェアを使われることがおすすめです。ちょっとボロちいけど排熱の隙間もあって隙間なしの外付けHDDよりは評価できそうです。
サムスンのSSDを用意された方はSamsung MagicianとData-Magicianを付属のディスクからインストールします
Samsung MagicianとData Migrationのインストール画面
今すぐすべてをインストールを選択した方が良いでしょう。私はWindows10の64bitですが問題なくインストールできました。ソフトウェア名がマジシャンとマイグレーションとたいへんまぎらわしく、私はここでいったん挫折しました(苦笑)私のWindows10ではData Migrationのショートカットキーは作成されませんでしたので自分でプログラム(X86)の中からサムスンのアプリを探し出しました。
Samsung SSD 取り付けガイド
私はちょっと意味がわからなかったので手順の説明書を読み直しました。関係のない方はこの解説を読み飛ばしてくださいね。
Samsung SSD 換装 Step2
ソフトウェアをインストールする。
Samsung SSD 換装 Step3
Samsung SSDをラップトップPCに接続します。
Samsung SSD 換装 Step4
データをSamsung SSDに複製します。
この際にSamsungのData Migrationというアプリケーションを起動してクローンを選択します。
Samsung SSD 換装 Step5
SSDをノートPCに取り付けます。
取り付けた様子は後で説明したいと思います。
Samsung SSD 換装 Step6
パソコンが再起動するとMagicianが自動で起動するそうです。
え~っと私の場合は自動でSamsung Magicianは起動しませんでした。
SSDを外付けすると管理画面ではどのように表示されるか確認しました
私はかなり無駄な手順を踏んでしまい、なんとNTFSでSSDをフォーマットしてしまいました\(^o^)/
ボリュームをチェックしようかなぁという単なる出来心でして、まったく無駄な時間を潰してしましましたので皆さんは真似しないようにしましょうね。
SSD-ディスクの管理-SSDのフォーマットするための画面
たぶん私のような手順を踏まれた方もいらっしゃると思います。上記画面のディスク2がSSDを示しています。ディスク2を右クリックするとフォーマットすることができます。
SSDのフォーマット方法-Windows10
もしも単なるデータ保管庫としてSSDを使うのであれば、システムの管理画面からこのようにSSDディスクをフォーマットすることが必要です。ちなみにSSDの500GBのフォーマットにかかる時間はポンコツノートPCで6時間くらいかかりました。
解決! Samsung MagicianとData MigrationがSSDを認識しないときの対処法
私はこの段階で躓いてまごまごしてしまいました。サムスンの付属のソフトウェアではSSDが認識していなかったのです。インターネットを調べてみましたがドライバーは最新でありましたので、本当にどうしようか困り果てました。たまたまEaseUS Todo Backupというソフトをアンインストールしたときにパソコンの再起動が必要でしたのでパソコンが再起動すると、なんとサムスンのソフトウェアを立ち上げたら自動アップデートしてバージョンアップしてSSDを認識できました。サムスンさんよ、インストール後でもいいから最初にアップデートチェックしてよね!と言いたいです(笑)
サムスンとインテル以外のSSDを用意された方はフリーソフトEaseUS Todo Backupをインストールします
EaseUS Todo Backup
私は間違えてEaseUS Todo Backupをインストールしてすぐにアンインストールしました。インテルやサムスンのSSDをお持ち出ない方はこちらのソフトウェアをダウンロードされることでしょう。
指示に従いSSDにHDDの「クローン」を作成します
ノートパソコンのUSBにSSDを入れたHDDケースを接続した状態でノートパソコンのHDDの中味のクローンを作成します。これは簡単で説明通りにするだけです。
ノートパソコンの裏面を開け、HDDを取り出しSSDを装着します
ノートパソコンにSSDを換装したところ
ノートパソコンの開け方はメーカーによりますが、大体裏蓋のネジを外してHDDを交換できるようになっています。私はACERのASPIREですので、なぜか全部のネジ穴にネジが使われていません(^_^;)何度か開封して遊んでますのでプラスチックの部品も折れたりしてボロボロです。ACERのASPIREの場合は、HDDを左に静かに並行にずらすことでハードディスクを外すことができます。そしてハードディスクに付いている金属をドライバーでネジを外して取り外します。SSDをHDDと同じようにネジで締めて今度は右に静かにずらして接合部が一致するようにして装着します。これでハードディスクのSSD換装は終了です。
ノートパソコンのSSD換装後のベンチマーク・スコアを見てみよう!
ノートPCのHDDのベンチマーク
ノートパソコンの換装前のHDDのベンチマークです。読み出しが128で書き込みが190です。
サムスンのSSD(500GB、型番はMZ-75E500B/IT)ベンチマーク-ノートPC
ノートパソコンにサムスンのSSD換装後のベンチマークです。ランダム読み出し39658のランダム書き込みが34328ということでシーケンシャル読み出しが280のシーケンシャル書き込みが270です。私のノートパソコンのSATA規格はひとつ古いSATA2なのでこの結果は大丈夫だということを意味しています。ちなみにSATA3はSATA2の2倍の速度です。
せっかくなのでWindows10でエクスペリエンスを見てみようと思いました。
あれ!?
ない!!!
Windows8.1の時に合ったおもしろツールのWindowsエクスペリエンスがなくなっていました。
仕方ないのでWindowsキー+Xを押しファイル名を指定して実行。
winsat.exe formal
しばらくするとコマンドプロントが勝手に終わってます。
windows + R を押して C:\Windows\Performance\WinSAT\DataStore を開いておきます。
ウェブサイトのhttps://winsat.aroundit.net/ja/を開いて Formal.Assessment (Recent).WinSAT.xmlというファイルをブラウザでドラッグアンドドロップします。
Windows10 エクスペリエンス SSD換装後
これでWindows10のノートPCにSSDを換装した後のエクスペリエンスが出ました。ハードディスクが7.75を越えています。グラフィックスはよくないようです。エクスペリエンススコアなんてどうでもいいですが、納得の結果となりました。
ノートPCのSSD換装後の実際の使用感の換装は?
Windows10の起動が早くなりました。ログインまで別のことをして過ごしていたのにそんな待ち時間がなくなりました。そしてブログを書いている時に固まりがちだった画面がスムーズになりブログの執筆も軽快になりました。アドビのソフトなんかはあまり変化がないものの、SSDに頼る動作は速くなっていると感じました。SATA3じゃないので爆速とまではいきませんが、文字入力がしやすくなったのは確かです。そしてパソコンの温度ですが意外と低い数値を保っておりSSDが35度でCPUが55度程度です。私はSSD換装によりCPUの仕事のペースが速くなり負担をかけるのではないかと心配していましたが、それは杞憂でした。ただ割りとCPUファンが頻繁に回るようになりましたので、すぐにファンが止まってファンの動作もキビキビとなりました。ただ爆速でテキスト入力しているとCPUファンが回りだします(笑)入力がゆっくりな方は大丈夫だと思います。そして何よりよいことはHDDの高周波のキーンという音がしないということです。SSD、静かでいいですわー。今までのは何だったのかというくらいファン以外の騒音が静か、というより無音です。ブラウザのCMSの表示もキビキビしています。