マイナージャンルは脱大手通販サイトの流れか?
ある日、急な入用で通販の楽天とアマゾンで必要な商品を探してみたが、その時にいくつか気が付いたことがあった。アマゾンにはその商品の取り扱いはなく、楽天には少しあったが型番違いでほんとうに必要なものはショッピングモールではなく独立した店舗の通販サイトにあった。その通販サイトはそのジャンルではおそらく関係者ご用達の店で、価格も楽天やアマゾンより安く私も一度ならずと利用したことがあった。有名店でSSLも使っているとのことだが、やはり楽天やアマゾンに参入していないので、さすがにクレジットカードの使用は思いとどまったがコンビニ支払いの手数料無料であったので、代引きや銀行振り込みよりかは納得のいく支払いとなった。ほかにもマニアックなカテゴリの僕のお気に入りの通販サイトはこの1、2年の間に楽天から何店舗も撤退していった。ヤフーに残った店舗もあるが、一度でも大手ショッピングサイトを利用すると、それらの店舗からダイレクトメールで大手通販を介さないようにと受け取れる、振込用紙付きのメールが何度か来た。
それとは逆に、楽天においては主婦や無職層の購入ジャンル、食品系はかなり粘り強く続いているように思う。おそらくライバルが多い食品や日用品は、ショッピングモールの中に入っていないとインターネットで見つけてもらうことすら不可能だからだろう。肉、たらこ、みかん、日用品、特にこれらはライバルが多い。訳あり商品は、もともとの商品の値段が安いので市販の価格とほぼ同額で売ることで、業者に流すより高く売れているのだろう。
楽天での競争に負けたり、そもそも競争がない店は撤退していっているように思う。そして競争に勝ち残った2大店舗は、かなりの存在感がある。例えば爽快ドラッグとケンコーコムのような店だ。競争の欠点はショッピングモールから店舗が出ていくことなので、楽天やヤフーショッピングの将来も・・・閉まるシャッターの数を思えば決して安泰とはいえないだろう。